こんにちは。
自分を好きになれる
生きづらさ改善ライフコーチのおぎのです。
村山由佳さんの『放蕩記』を読んでいます。
その中で母と子のやり取りを読み進めながら
新しい気付きがありました。
それは良質なコミュニケーションを妨げている
すべての始まりは勘違いであるということ。
そしてその勘違いに気づかずに事実と思い込むことから
人間関係にひずみが生じ始めるようです。
子供も親の態度の奥にある思いを知らずに勘違いをし
親も子供の行動の奥にある思いを知ろうとせずに勘違いをした。
それが未消化な感情として残っている時に
大人になっても生きづらさを感じる観念の
始まりだったんだなぁと思いました。
映画や小説をみると
それぞれの立場を第三者の視点で
同時に眺められるのがよいですね。
「分かってもらえなかった」原因は
勘違いした側とわかってもらえるように
説明できなかった側の組み合わせでできているんですね。
子供の時は心に引っかかりを感じたとしても
言葉が足りません。
あの時に感じた本当はどうしてほしかったのか
何をわかってほしかったのかを
大人になった今、それを表現する言葉を知ったら
未消化になっていた感情がスッと消えていくんですね。
私は子供の頃
「どうして大人は自分も昔子供だったのに
子供の気持ちがわからないのか」と不思議でした。
そういう気持ちから
「自分は絶対に変わらない」
「子供の頃の気持ちを絶対に忘れない」と
決意したのを覚えています。
そしてその事が今の自分の子育てに影響しています。
だからなのかいくつになっても
分かってもらえた時は嬉しいものですね。
「相手の世界観を知ろうとする」姿勢を持つことで
一度は苦手意識を感じた相手が平気になった事も何度かありました。
まだ小説は読み終わっていませんが
娘の視点から書かれた親子のわだかまりが
どうなっていくのか楽しみです。
それでは、また!
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