腹が立っても直接言えないような時、モヤモヤした気持ちを抱えていると愚痴を言いたくなったり、誰かに八つ当たりしてしまうことはありませんか?
こんにちは。
自分を幸せにする力を育てるTalk Placeの荻野夏帆です。
(この記事は2015年3月の記事に加筆したものです)
なぜ人は愚痴を言いたくなるのかその深層心理を探っている時に人から愚痴を聞かされやすい人を見て気づいたことがありました。
それは愚痴や八つ当たりをする時、人は不快な感情・エネルギーの発散の手段として聞いてくれる人やサンドバックになってくれる人を無意識に探しているってこと。
なぜそう思ったのかというと私自身が愚痴を聞かされて育ち、気付くと私も愚痴を言うことでコミュニケーションをとろうとするパターンをコピーしていたことに気が付いたからです。
怒りのもっとも簡単な発散方法が愚痴なんですね。
愚痴なら本人に直接言うわけじゃないので自分の非を見なくて済みます。
万が一言い返されて余計に腹が立ったり傷つくこともなく、自分の問題を直視しなくて済みます。
しかしムカムカした気持ちを怒りのままに無関係の人にぶつけてしまうと、聞いている人は結構エネルギーを奪われるんですね。
愚痴や八つ当たりをやめることができなくて知らないうちに人が離れていくようなことになってはさらにストレスが増えてしまいます。
それならば安心安全に一人でムカムカを発散する方法があれば、愚痴や八つ当たりをやめられる可能性があると気づきました。
そこで今回は私が試してみて実際に効果を感じている方法をシェアしたいと思います。
どんな方法なのかというと呼吸を利用します。
まずはその呼吸が心に与える影響について実感したことを書きたいと思います。
以前「腹が立ったら深呼吸して10数えてから発言しよう」というようなアドバイスを何かの本で読み試してみましたが何の効果もないのでやめた事がありました。
その時はどのように深呼吸すればいいのかをわかっていませんでした。
なのでただ猿まねで深呼吸をしたのですが余計にイライラしてきました。
なぜなら私がしたかったのは深呼吸ではなくてイライラしたエネルギーを発散させることだったからです。
それからしばらくして感情を乗せて息を吐き出すという方法を見つけました。
深呼吸のポイントはここだったのです。
何かが不快だけど言葉が出てこない、言葉では説明できない、立場的にカチンと来ても言えない、というような時はありませんか?
このような時に特に効果的であると感じました。
もう一度やり方を説明します。
何かにカチンと来た時にその怒りを込めて思いっきり「ふーーーっ」と息を出し切ります。
これだけで体から毒素が抜けたようにすっきりします。
感情に振り回されそうになるのを早く止める方法の一つとして参考になれば幸いです。